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「All Englishで文法を教える」ということは・・・ その2

前回の記事の続きです。


今週のレッスンで使ったアイテムをご紹介します。

まずはこちら。


It's a .... / They're .....s という表現。基礎クラスですでに既習済みなので、絵カードを見ただけで文章を言い分けることはできています。単数・複数で使い分けるということも理解できています。


それを、今度はこういった形で文字で見せて、再確認。文字を見ながらもスムーズに言えることが確認したところで・・・。この文字カードの仕掛けが何だったのかが分かるよ~、の結果がこちら。


写真がちょっとぼけてしまっていて分かりづらいですが、1枚目の写真では文字カードが一部折りたたんであります。それを広げた状態が2枚目の写真。 つまり、It's = It is であること。isが隠れていることを、言葉(英語)での説明は最小限にしつつ、目でも見て理解できるように工夫しています。They're = They are も同様です。 今まで It's (a) ...を使うこともできる。 be動詞「is」を使って文章を自ら組み立てることもできる。

この2つともを問題なくこなしていた子供たち。


でも、関係ないところですぐに It's ....を使ってしまったり、何に対しても「is」を使って文章を作ろうとしてしまうことが少なからずありました。


これも、習った表現に留まらず、自ら文章を作ろうとしている結果だからこそ。だから、間違いではなくむしろ大歓迎。ただ、このままではいつまでたってもブロークンな英語から抜け出せません。 そのため、少しずつでも段階を経て文法を教えていく必要があるのです。


これらの視覚アイテムの助けを借りながら、最低限の英語での説明を加え、少しずつ理解を促します。 It's (a) って何気なく使っていたけれど、isが隠れていたのね!というのが、上級クラスに来ての A-ha! につながります。


さらに、1匹の時にisを使って、2匹以上の時にはareになることが理解しやすくなります。(複数形のカードは意図的に様々な数を混ぜて作成してあります。)


こういった段階を繰り返すことで、今まで何気なく使ってきた表現、文章には理由があったことを気づかせていくのです。 (その3に続く)





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